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床矯正装置の適応と限界

今日は小児に使用する床矯正装置のなかで一番一般的な(側方)拡大床装置についてお話しします。奥歯を後ろに移動する拡大床装置もありますが、話が複雑になってしまうので今回は側方に拡大する症矯正装置(拡大床装置)に限定します。

この症矯正装置(拡大プレート)は凸凹を治すために歯列を主に側方に拡げるプレートタイプの装置で取り扱いや治療が非常に簡単なため矯正専門医だけでなく一般歯科医にも広く使用されています。ただし、どんな症例でも治るわけではないので注意して下さい。

 

 

まずこの拡大床装置は歯列を側方に拡げるだけですので、そもそも骨格や歯列が前後、左右にずれている場合はこの装置だけでは治りません。歯列、骨格が前後左右にずれている症例の場合は機能的矯正装置(バイオネーターやFKOなど)というブロック型の装置を使用することが一般的です。あくまで凸凹だけを治す装置だと考えて下さい。

 

次にどんな凸凹でも歯列を拡大して非抜歯で治せるということではありません。常識的に考えて歯列が無制限に拡がるなんてことあるわけないですよね?ミシガン大学のマクナマラ教授はJCO(アメリカの矯正臨床雑誌)のインタビューの中で<拡大床で確実に拡大できる症例は凸凹の量が4mm以内の症例で、12mm以上の凸凹が予想される症例は適応外である>と発言しています。限界以上に拡大すると歯が外側に倒れるだけですので、全く咬まなくなってしまいます。当院では軽度~中程度の凸凹が予想される症例には使用しますが、重度の凸凹が予想される症例には中学生以降で抜歯して矯正治療することをお勧めしています。また中程度の凸凹が予想される症例は成功率が落ちます。拡大しても歯が歯列に入りきるほどは拡がらなかった場合には抜歯矯正が必要になります。拡大症装置を使用する小児矯正を受ける場合も最初から抜歯矯正にも対応できる専門医に治療してもらったほうが安心です。

 

最後に注意点ですが、歯列を拡大するときは上下歯列の幅のバランスを取りながら拡大しないと大変危険です。一般的に骨の構造上、下顎歯列に比べて上顎歯列は大きく拡大可能ですが、拡大できるからといって上顎だけ目一杯拡大すると下顎歯列と咬まなくなってしまいます。上下歯列の幅のバランスが悪くなってしまうと以後の治療が非常に困難になってしまいます。拡大量の限界は下顎歯列の拡大可能量で決まります。本来このようなことは専門医であれば常識なのですが、前回のブログでお話ししたセカンドオピニオンに来院された患者さんのようなケースもありますので一応注意して下さい。

 

 

<まとめ>

側方に歯列を拡大するタイプの症矯正装置は骨格や歯列が前後左右にずれている症例には適応外。骨格、歯列の前後左右へのずれがない凸凹だけ治せば治る症例が適応です。

 

軽度~中程度の凸凹までしか治すことができない。確実に治せるのは4mm以下の凸凹で、8mm以上の凸凹がある症例は成功率が大きく落ちる。12mm以上の凸凹が予想される症例は適応外。

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